3月も半ばを過ぎたというのに
なんだか寒いですね
ただ、日が長くなってきたので
この後はあっという間に春が過ぎ去って
灼熱の日々がやってくるんだろうな
こわいな
そんな私の気象への心配はよそに
ノイエイト&ロールは元気一杯です!
…が、今回のエントリーは
私の備忘録を兼ねて
私の可愛い可愛いソイが繋いでくれた
素敵な世界について記したいと思います
マロポコミルク&ソイのお世話を卒業して
残されたのはまだまだ若いロールとの生活です
ロールはマロポコミルクとの生活で得た教訓を
それなりに吸収してくれて
外で連れ歩くのに良いパートナーとなり
4頭の頃は足が遠のいていた
大規模ワンコイベントに遊びに行くようになりました
AJCは大規模なコーギーのオフ会ですが
通常のワンコイベントはマルシェのように
ワンコグッズやペット関連サービスなどの
テントが並んでいるもので
我が家から行きやすい範囲でも
年に4,5回は開催されるのではないでしょうか
会場にはドッグランもあって遊ばせることもできますし
洋服やリードを見たり
目移りしてしまうほどたくさんの種類がある
おやつを物色したり
テラヘルツ波で被毛がピカピカになるというブラシを
試させていただいたり
そぞろ歩くだけでとても楽しく
ついつい遊びに行ってしまいます
広い会場にはワンコに向けた商品のほかに
ペットの写真撮影やイラストを描いてくださるブース
ペット向けに特化した家のリフォームや
介護が必要な子に向けたサービスを紹介しているブース
様々なペット関連の出展があり、見て回るのに大忙し
そんな中、一つのブースの前で
とても素敵な出会いがあったのです
ペットの刺繍をオーダーメイドで製作していらっしゃる
「綿の木」さんです
可愛い猫ちゃんが目に留まり足を止めたのですが
写真だと思ったその作品達は
写真をモデルにして作り上げた刺繍作品なのだそう
そのあまりの精緻さを目にしても
語彙の少ない私は「素敵!」を連呼するしかできません
針と糸だけでこんな世界が生み出せるなんて…
写真や絵とも違う、あたたかく優しい世界に
一目でファンになり
うちの子の刺繍もお願いしてみたいなと思いました
私の心の中として
ポッキーだけは訳が分からないうちに
旅立ってしまいましたが
それでもマロポコミルクの4頭は年齢的に考えて
見送るのは仕方ないと
納得して送り出しました
ですが、ですがソイは違います
私たちカイヌシーズは
ソイの復調を迷いなく信じていました
別れが来るなんて露ほどにも考えていなかったのです
入院を決めたあの時
私たちは最善のルートを選択して
後は元気になるだけだと思っていたのに
可愛い可愛いソイは居なくなってしまいました
年月が過ぎても
ノイとエイトがいくら可愛くても
心の中でチリチリとする
喪失の痛みが癒えることはありません
今までお願いしたことのなかった「うちの子グッズ」として
ソイの刺繍をお願いすることにしました
オーダーしたのは、10㎝の刺繍枠にソイの姿とお花の刺繍
お花と布地の色は
ソイのイメージに合わせてブルー系でというもの
製作過程もぜひ見させてほしいとわがままを言ったので
作家さんが都度写真を送ってくださり
製作をずっと見守ることが出来ました
お空に行ってしまったソイとの間に
もう新しい思い出を作ることは出来ません
だからこそ、自分が想像もしていなかった色の刺繍糸たちで
新しいソイの姿が出来上がっていくのを見守るのは
本当に幸せな時間でした
刺繍のモデル写真は
私の携帯電話の中に保存されていた
私の思い出に残っている写真を選びました
本当はじいや君が撮った写真の方が
良い写りの物があったのですが…
まだロールを家にお迎えする前の
コッコ、ソイ、写っていないけどミルク
みんながまだまだ一緒にいられると思っていた頃の写真です
白っぽい色の猫だと思っていたソイには
気づかなかっただけでこんなにたくさんの色味があり
あの写真から、これだけの色を探し当てられる力量と
その姿を刺繍枠の中に映し出してくださる指先に
感謝するばかりです
そんな魔法の指先を持っていらっしゃる綿の木さんですが
イベント出展の時は自分で刺繍にチャレンジできる
「どうぶつ刺繍のブローチキット」も
販売されていらっしゃいます
私が別のイベントでお伺いした時には
少しデフォルメされた可愛いわんにゃんのブローチが
見本としてテーブルに並べられていて
そこに、可愛いコーギーの姿もあったのです
すごく可愛いのですが、針仕事なんて
学生の頃にしたスカートの裾上げのまつり縫いと
ボタン付けくらいしかしたことのなくて
刺繍ってどうやるの??状態です
しかし石橋は確認せずに突っ走ってしまうタイプの私なので
「この必要な物が全部が入っているキットを購入すれば
後は私の指があれば完成するんですよね?!」
と、勢いのままにコーギーの刺繍キットを
購入してしまいました
(並べられていたのは見本ではなく
刺繍済みブローチとして販売されている品物だと
後から知りました)
全部入りキットとは
刺繍の手順書や刺繍図案がプリントされた布
必要な糸の他に
刺繍枠や針と糸通しなどが同梱されているので
後はハサミと私のやる気があれば完成させられるものです
作業工程が写真付きで細かく記してある手順書には
写真と共に
「ここは○○番、△△番の糸の2本で刺繍していきましょう」
といった解説が載せられています
刺繍をするための基本的な事を何も知らないので
刺繍枠に貼る布の向きが逆さまだということに
最後まで気づかないまま
刺してはほどいたりを繰り返しつつも
なんとか完成にこぎつけました
お手本に全く似ていない不格好コーギーですが
やっぱり自分で作り上げだものだと愛着が湧きますね
次こそはもう少し上手く刺繍しようと
その後も遅々とした進みながらも刺繍を続けています
思うような仕上がりにはなりませんが
のっぺらぼうの下絵が刺繍で埋まっていくのは楽しいです
可愛い可愛い猫のソイ
私のかわいい妖精さん
毎日を無駄に過ごしている私に
新しい世界を教えてくれてありがとう
やっぱりソイはスーパーキャットだね
ソイがいなくてさみしいよ
たまには夢の中に会いに来てね