なにかにつけ便利なもので、Raspbian を使う事が増えてきました。
本体が増えたり、メモリが壊れたりと、セットアップが頻発したので作業メモをつらつらと。
Raspberry3がだいぶ流通するようになってきましたが、余っていた Raspberry2 で作業します。
Raspberry2 に Planex GW-USNANO2A を突っ込んだ状態から作業開始!
■イメージの準備
Raspbian を https://www.raspberrypi.org/downloads/raspbian/ からダウンロード
Windows上でZipファイルを解凍。現時点での最新イメージは、2016-05-27-raspbian-jessie.img
Lite版ではなく、デスクトップありのFull版にしました。こいつをWin32DiskimagerでSDカードにかきこみまっす。
書き込みが終わったら、ちゃんとアンマウントして取り出して、Raspberryにメモリをさしまする。
〜2016年6月21日 追記。夏至ですね〜
■SDカードからの起動
USBキーボード&マウス、 有線LANケーブル、 今回はRasPi2なので GW-USNANO2A 、HDMIディスプレイを繋いで電源接続
あっという間に、デスクトップが出現します。WiFiドングルも認識済みなのでGUI上からWiFiの設定が可能です。
ESSIDと暗号化キーを設定して有線LANはさようなら。
■SSHで接続
この状態で、すでにSSHが有効になっていました。なので、PCからSSHで接続しちゃいます。
接続が確認できてしまえば、とりあえずキーボードが不要になります。
$ ssh pi@192.168.xxx.xxx <---WiFi側のIPアドレス
で、Enterすると以下のとおり。
The authenticity of host '192.168.xxx.xxx (192.168.xxx.xxx)' can't be established.
ECDSA key fingerprint is SHA256:〜ホニャララ〜
Are you sure you want to continue connecting (yes/no)?
yes で ssh ログオン完了。
■何はなくともパッケージの更新
sudo apt-get update
sudo apt-get upgrade
結構時間がかかりました。
■vimの取得
sudo apt-get install vim
vim のインストールが終わったら、デフォで使うエディターを vim に変更します。
sudo update-alternatives --set editor /usr/bin/vim.basic
ちなみに、、、 デフォルトのエディターが何かを調べるには、以下のコマンド
sudo update-alternatives --config editor
〜2016年6月25日 追記。UKはEUを離脱判断。経済状況も荒れ荒れ〜
■WiFi接続のIPを固定化します。
我が家の無線LAN環境はDHCPでIP付与しているのですが、リモートするのでIPを固定化しちゃいます。
まず、書き換える前のファイルをバックアップ
sudo cp -p /etc/dhcpcd.conf /etc/dhcpcd.conf.bak
続いてファイルの修正です。
sudo vi /etc/dhcpcd.conf
で、ファイルの末尾に以下の行を追加します。
interface wlan0
static ip_address=[ラズパイに設定したい固定IPアドレス]/24
static routers=[デフォルトゲートウェイのIPアドレス]
static domain_name_servers=[DNSサーバーのIPアドレス]
もし、有線LANのIP固定化であれば、wlan0 ではなくて、eth0 となります。
Raspberry Pi を再起動して、あたらしいIPアドレスで繋がっているかを確認します。
〜2016年7月5日 追記。梅雨はどこへいったの?? 今宵は梅雨寒です。〜
時系列的に前後していますが、UKから RasPi Zero が届いたのでCUIセットアップしてました。
実は Jessie-lite のセットアップは初めてで、デスクトップが無いのも楽でいいですね。
で、我が家のRaspi達も、マシン名を変えて管理する必要が生じてきましたので、
ここらで Avahi による管理に移行することにしました。
Avahi はZeroconf仕様のLinux向け名前解決ソフトですね。
sudo apt-get install avahi-daemon avahi-autoipd
これで、Mac側からSSHで接続するときなど、ipアドレスではなく、
『raspberry.local』といったネットワーク上の名前で接続できるようになりました。
〜2016年6月26日 追記。梅雨はどこへいったの?? 蒸し暑いです〜
連日セットアップの準備をしているのですが、夜中だと寝落ちしちゃんですよね。
さて、SSH に繋いで作業する分にはだいたいこの辺でOKなのですが、
せっかくSHARP IGZO パネルもあるので 本体直でも使いたい!
ということで、日本語の設定も少々。
■Takao Fontのインストール
sudo apt-get install fonts-takao
■InputMethodのインストール
以前は uim & anyhy を使っていたのですが、どうやら最近は、
Google日本語入力のオープンソース版の方が人気があるようです。
ガチで使い込む訳でもないので、流行りものを試すことにしまっす。
sudo apt-get install fcitx-mozc mozc-utils-gui
再起動して、今度はGUIログオン。
コンソールか何かを開いた状態で、 Ctrl + Space バーで iBus Mozc の On / Off
〜2016年6月26日の夜。 追記。ルンピカビームにぶったまげ! Δはギャグなのか?〜
Mozcの設定でちょっとはまったので、画面キャプチャーの必要性を痛感。
ルンをピカッとさせながら、VNCをインストールする事に。お?ラブライブ、新シリーズやるの?
sudo apt-get install tightvncserver
インストールが終わったら、Serverを起動する。
vncserver :1
パスワードを入力せい、とか言われるので適当に入れておく。
view-only mode の [yes / no] は、そのまま Enterで良いとの情報もあります。
この状態で 風 を感じたら 自由に飛べる! じゃなくて、VNC に接続できる! はず。
vncserver を起動するときの 「:1」 この数字で、接続ポートが変わります。
MacOS の場合、Finder のメニューから【移動】ー【サーバへ接続】(Command + K でもOK)
vnc://192.168.xxx.xxx:5900 が基本で、先の数字が1なら、次のように 5901 へ接続します。
vnc://192.168.xxx.xxx:5901
ぐりぐりアタッ〜ク! 無事に接続完了。
〜2016年7月26日 追記。 なにやら最近は地震が続いてますね〜
VNC を一回起動したら、自動起動の設定をしてしまいましょう。
terminalを起動して以下の操作をします。
mkdir /home/pi/.config/autostart
vi tightvnc.desktop
エディタを開いたら、ファイルに以下を書き加えます。
[Desktop Entry]
Type=Application
Name=TightVNC -geometry 1280x800 -depth 24
Exec=vncserver :1
StartupNotify=false
上にもある「 -geometry 1280x800 -depth 24 」は
画面解像度が 1280x800 ピクセルで、色深度24ビットという意味だそうです。
〜本日はここまで〜