身近な人間に、割りとガチなオーディオマニアがいました。
「好きなだけ資金を投入していいなら、どんなオーディオを組むの?」と問えば、
「機材はもう、あるので十分。半地下のオーディオ室と完全な空調、あと・・・
オーディオ専用に発電機がほしいな。」と真顔で答える強者でした。
半地下だと音響環境がどうだとか、完全な空調が如何に大切か、
そして、オーディオ専用の発電機による、クリアな波形がどうだとか。
ネタなのかと、再度問うと一言。「追求してみたいじゃん、本物以上の再生環境をさ!」
ピュアオーディオ、とは家庭用の音響機器による音楽再生に究極の音質を求めるカルト宗教またはエクストリームスポーツである。
〜 出典:アンサイクロペディア/ピュアオーディオ 〜
なるほど、これ以上深入りしない方が良い世界なんだなぁ〜、と学んだ瞬間でした。
小学生の時に買ってもらったSONYのラジカセ以降、アキバのジャンクで買ったステレオ、職場の創立?周年のイベントのビンゴでゲットしたミニコンポと、特にこだわりもなく、適当に手に入る機材で音楽を楽しんでおりました。
こだわりもなく、素晴らしい耳があるでもないワタクシですが、ひょんな事でコイツを手に入れ、目からウロコならぬ、耳からコルクが抜け落ちたような感覚を味わってしまいました。