時間が流れるのは早いもので、旅行記もパート5
あの楽しかった時間から1ヶ月以上も経ってしまいましたよ
2日目の室堂平散策は気持ちの良い晴天に恵まれて
360°どこを眺めても素晴らしい絶景が広がっていました
雄山の頂上にある山小屋から少し離れた所にある
小さな建物が雄山神社のお社
双眼鏡で覗くと、人がお参りをしているのがよく見えます
不勉強なので知らなかったのですが
立山は富士山、白山、立山と日本三大霊山になるのですね
いつか登って雄山神社のお札をもらいたいな
生きているうちに叶う望みかしら…
室堂平一帯は一周をぐるっと回れる遊歩道ですが
雄山に続く一の乗越への道や、室堂山展望台に続く道など
所々「この先は登山装備がない人の立ち入り禁止」
的なことが書いてある場所があります
私たちはギリギリ近場の散策は許されそうな格好をしてきたので
その注意書きの先にあるという玉殿の岩屋まで行ってみることに
大きな岩がゴロゴロした道を下るのに難儀しましたが
私たちにつられてやってきた若い女性は
厚底スニーカーで難なく往復されていらっしゃいました
凄い脚力とバランス感覚、若いってすごい…
慣れない登山道を慎重に下っていった先には
立山三山がきれいに眺められる洞窟が
ここが立山が宗教的意味で開山されるきっかけになった聖地なのだそう
「剣岳・天の記」では行者さまが岩屋の中で修行をされている描写もありましたし
立山信仰を語るには欠かせない場所なのでしょう
室堂には江戸時代に建てられた日本最古の山小屋が残っていて、
国の重要文化財に指定されています
こちらもやはり立山信仰に関連したもので
参拝者の宿舎として使われていたそうです
信仰の力というものは、本当に強いものですね
ちなみにこの小屋は1980年まで現役で使っていたそう
本当に木造木板張りで隙間風がビュービュー入ってきそうな小屋なんですよ
登山勢ガチすぎる…
物見遊山の私たちにはそんな根性もなく
気楽に遊歩道を散策する程度なのですが、
なんせ標高2400m、紫外線量も半端ないので
日光キャンセル界隈の私は万全の紫外線対策です
私だけかな!?と思っていたのですが
意外と同じような格好の人も多く
良い時代になったなと思います
お昼はみくりが池温泉の売店でチーズトーストとコーヒーのセットをいただきました
室堂平一帯はキャッシュレス化が進んでいて
宿泊代金どころかジュース1本の購入にもQR決済が使えるので
滞在中に財布を出す必要がありません
山の上でキャッシュレス決済とはなんとも便利ですね
ですが、一つ問題が…
交通機関だけは紙の切符なのです
事前に予約していたとしても、当日必ず紙の切符を発券
各改札で切符のQRコードをピッとスキャンする形なのですが
なぜここだけアナログなのか
今時猫のイベントだって電子チケットだと言うのに…
私たちは室堂平散策中に、扇沢から立山駅行きの当日券を拾ってしまってもうびっくり
拾った場所が室堂山荘の前でしたので、山荘の受付に届けに行くと
「週に2、3枚拾うんですよね」とのこと
室堂平を散策のあと、ターミナルでチケットを落とした事実を知った気持ちを想像すると、
本当にお気の毒…
室堂平で一番賑やかなのは、やはり室堂ターミナル付近で
バスを降りた人たちが、代わる代わるに記念写真を撮っています
わかるわかる、ターミナルを降りてこの絶景だったらテンション上がってしまうの分かる
ということで、私たちも混じって記念撮影
こんなにたくさんじいやくんと一緒に写る写真を撮るのは何十年ぶりだろう
山の力ってすごいですね
休憩がてら立山ターミナルに入って観光案内所の方のお話を聞いてみると
「出勤途中に剣岳がとても綺麗に見えたから、思わず写真を撮ったのよ!」
との事でしたので、今回剣岳を見られた私達は
本当に運が良かったのでしょうね
遠くから見ると、険しい急な岩壁の先に頂上があるように見える剣岳
陸軍の測量隊が剱岳に登ったときには
長次郎さんというとても優秀な案内人がついていて、
登頂の際に登路とした剣岳東面の雪渓は、
その名にちなんで、長次郎谷と名前がつくぐらいなのですが
その後長次郎さんは、私たちが黒部ダムに寄ったときに片鱗を感じた
黒部渓谷の「下ノ廊下」を初めて完全遡行するために訪れた方の案内人をされたそうで…
下ノ廊下は、その後電力開発のために開かれた
日電歩道の核心部となり、書籍「高熱隧道」では
歩荷さんが荷物を輸送する描写などがあります
自分の中にある細々とした点が
こうやって線になって繋がっていくのは楽しいことですね
こんな断崖絶壁の山に人が登れるなんて信じられませんが
天気が良かったので、室堂からも頂上に登頂された方の姿をみることができます
宿でも「剣岳に登った帰りです」と仰る方もいらっしゃったし
本当にすごいなぁ!
どこを見ても綺麗な景色だった室堂平でしたが
夕方になるにつれて、どんどん雲が出てきてしまいました
翌日の天気は雨予報
明日の出発まで、天気が持てば良いのてすが…
そんな祈りは通じず、翌日は早朝から雨降り
となると朝ごはんを食べたら急いで下山するに限ります
私は荷造りのど忘れで雨具を忘れてしまい
遊歩道を30分という言葉を信じて
道中でポンチョだけは購入したのですが
周りに遮るもののない2400mの稜線では
雨の向きも横向きで、露出した足部分がどんどん湿っていきます
あ、これ、季節が進んでたら低体温症で行動不能になるやつ…
立山バス、ロープーウェイ、ケーブルカーと乗り継いで黒四ダムまで降りてきても
雨が降り止むことはありません
本当は帰りも黒四ダムで遊びたかったけど仕方がありません
撤退!てったーい!!
ダムの散策は諦めて休憩所でのんびりしていた所に遊びに来てくれた
くろにょんと記念撮影をして
関電トンネル電気バスに乗って扇沢駅に着いたら
駐車場で待っている車に乗り込んで、楽しかった秋旅行はおしまい
帰り道で安曇野にあるスーパーに寄り道して帰路につきました
非日常でとても楽しかった秋旅行
次に行けるのはいつになるかな?
今回の秋旅行、ペットのお世話については
ノイエイトは家へシッターさんに来ていただき
ロールは家から目の鼻の先にあるペットホテルに預けて出かけました
シッターさんは以前にもお願いしたことがあるので問題なしなのですが
ロールに関しては初外泊です
幼稚園や保育園に1日預けることはあるので
そこまで分離不安を起こすタイプではなさそうですが
泊まりはどうなのかと、旅行中にも気になってしまいます
ペットホテルは知り合いのお家に泊まらせていただくような
本当に自由に過ごさせてくださるところなのに
散歩の時間になると玄関から一歩も動かなかったと
え、ロールってそんなタイプなの?
幼稚園ではいつも散歩に連れて行ってもらってるんだけどな??
散歩はしなかったけど、庭では走り回って
ご飯は当然完食、夜もぐっすり眠っていたそうです
ロール的にも少し不安だったのかな?
これから先は当分ワンニャンファーストに過ごすからまあ良いよね!
これにて楽しかった旅行の記録はおしまい
またねこねこコーギーのブログに戻りまーす!






































