うずらぁ飼いになってもう10年。
その間に何度かお別れとお迎えがあり、昨年は初めて孵卵器で孵化を実現させて
現在は過去最高、8羽のウズラたちと生活をしています。
そのウズラたちの中でトップの座にいる「白ウズラのしろちゃん」。
他の子よりも数年先輩のしろちゃんは、いつも壺巣に上に登って外の様子を警戒したり
砂場に入って豪快に砂浴びしたり、いつも私たちを楽しませてくれていました。
そのしろちゃんのふさふさした自慢の白い羽毛が
他のウズラたちにむしられるようになりました。
ウズラさんは気性が荒く、弱い子ほど毛がむしられていくのです。
徐々に弱っていくしろちゃんが心配で、
みんな一緒の大部屋から小さなプラケースで一羽飼いにすることにしました。
他のウズラさんたちよりも前にお迎えした子ですから
もう寿命が近いのでしょう。
最初はプラケースの中でちょこまかと歩いていたのですが
今ではもう立ち上がる事が出来なくなってしまいました。
私たちに出来ることは、綺麗な白い羽根が汚れないですむように
プラケースを清潔して、スポイトで水を飲ませてあげることぐらい。
こんな状態でもまだご飯は自力で食べてくれています。
命って本当にすごい。
卵から雛が出てくる瞬間を見た時もそう思ったのですが、
こうしてお別れを間近で感じている今,心底そう思います。
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